太陽光パネルって売電価格が下がってるっていうし、これから載せるってどうなの?
得られる収益は減っているのは事実だよ!
最近は「太陽光はもう儲からないから載せるメリットは無いよ」とか「初期投資を回収するのに時間がかかりすぎる」という声が多くなりました。
当然太陽光パネルもタダではないので、メリットが無いのなら載せる理由は無いですよね。
ハウスメーカーの営業に確認しても、あんまりオススメされない事が増えたように思います。
果たして、太陽光パネルはもう載せない方が良いのでしょうか?
そんな疑問に、現役の住宅営業マンであるヨコシマの持論をお伝えしていこうと思います。
この記事を読むことで、太陽光パネルを載せるor載せないの判断材料になれば幸いです。
ページコンテンツ
太陽光パネルは得する?損する?【損得で考えるのはやめよう】
結論から言うと、まず損得で考えるのはやめましょう。
僕の考えは以前ツイートさせていただきました。
太陽光パネルの話を出すとすぐに初期費用とか売電単価の話になりがち。
「そんな株とかFXみたいな設備だっけ?」って思ってしまう。
もっと【太陽の光で電源を作り出す】という所にフォーカスして検討した方が良いのでは?
というのが僕の意見🤔もちろんデメリットもあるので完全肯定はしないけど…
— ヨコシマ@住宅営業×家づくりブログ成長記録 (@yoko_michi1029) January 12, 2021
そもそも、太陽光パネルは収益を上げるものではなく電気を作る設備なのです。
当たり前なのですが、ここが判断基準に入っていない人が多いのではないでしょうか。
今回は、電気を作る設備があると生活にどんな影響が出てくるのか確認してみましょう。
太陽光パネルで出来る事
太陽光パネルで出来ることは、大きく2つ。
- 電気を自給自足する
- 停電時の電源を作る
この辺りを深掘りしていきます。
電気を自給自足する
もはや自宅で電気を使っていないという人はいないと思います。
その電気はどこから来るのかというと、最寄りの電力会社から購入しています。
太陽光パネルを載せるという事は、発電した電気をそのまま自宅で使えるので、その分購入する電気を減らすことが可能。
例えるなら家庭菜園と一緒です。
お庭やベランダでプチトマトか何かを栽培すれば、スーパーでプチトマトを買う量や頻度って下がりますよね?
正直、売電が無くなったとしてもこのメリットは無くならないので一考の余地ありです。
停電時の電源を作る
最近、災害が増えてる印象ってないですか?
停電になる時って、実は他の災害とセットになっていることが多いです。
地震が起こって停電するとか…
台風が起こって停電するとか…
大雪で停電するとか…
単独の停電だったらまだしも、パニックになっている時に停電するとか考えたくもないですよね…
しかもそういう時の停電って、長引く可能性も大いにあります。
長引くと、
- 冷蔵庫も止まるので食べ物の保存が出来ない
- スマホ、パソコンなどの充電が出来ない
- 炊飯器、電子レンジなどが使えない
- エアコンが使えない
などなど。
実は太陽光システムを導入しただけだと、停電時コンセント一口しか使えない…
というケースが多いのですが、それでも無いよりは圧倒的に良い。
実際小さいお子様がいらっしゃるご家庭は、すごく助かったとおっしゃっていました。
太陽が昇っているうちに炊飯器でご飯を炊いて、夜間に備えたりするのもかなり有効です。
ガスを併用しておいた方が良いのかな?
ガスについての見解は、オール電化住宅の弱点である停電を、ガス併用で克服できるのか。という記事で紹介しております。
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オール電化住宅の弱点である停電を、ガス併用で克服できるのか。
こちらもぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
太陽光パネルはデメリットもあります。
ここまで太陽光パネルの有用性について書いてきましたが、デメリットもあるのでご注意ください。
デメリットについては新築に太陽光パネルは必要か?デメリット5つをご紹介【儲からない】という記事で深掘りしてます。
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新築に太陽光パネルは必要か?デメリット5つをご紹介【儲からない】
ざっくり概要をお伝えすると
- 初期費用がかかる
- 売電単価が下がっている
- 屋根が重くなる
- メンテナンス費用がかかる
- 屋根形状に制限がかかる
こんな感じ。
ぜひご興味がありましたら覗いてみて下さい。
しっかり比較して検討しましょう。
個人的には、メリットの方が大きいと思います!
太陽光パネルのメリットを伸ばす方法
太陽光パネルを搭載するのであれば、メリットを伸ばす方法もおさえておきましょう。
2種類あるので、ご紹介していきます。
蓄電池を搭載する
太陽光パネルは、太陽が出ている時間帯しか機能しません。
蓄電池があれば、昼間発電した電気を夜間も使用する。
という事が可能になります。
ネックは費用が高いことと、耐用年数が短い物が多い事。
後付けも可能なので、慎重にご検討ください。
高気密高断熱住宅にする
高気密高断熱にすると、冷暖房効率が良くなります。
つまり、同じ暖かさ&涼しさを求めた時の使用電力量が違います。
使う電気量が減ると、その分太陽光発電でカバーできる範囲が広がります。
この発想は「ZEH」や「エコハウス」という考え方につながってきます。
特にエコハウスという概念は、これから住宅を建てるのであればぜひ知っておくべき。
オススメの本も貼っておきます。
【2021年版】お家づくりを始めるときはこの3冊の本を読むべき。という記事の中でもこの本はご紹介しております
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【2021年版】お家づくりを始めるときはこの3冊の本を読むべき。
ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
今回は太陽光パネルのお話を僕の持論とともにご紹介させていただきました。
これから新築を建てるにあたって、どうしようか迷っている方も多いと思います。
少なくとも「売電価格が下がって収益が上がらないから」という理由だけでやめるのは、非常にもったいない設備です。
ぜひメリット、デメリットを知ったうえでご検討してみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
何かご不明点やご要望がございましたらコメントください。
よろしくお願いいたしますm(__)m