家づくりをするために土地を探そうと思うんだけど、土地の希望って叶うかな?
出来れば今通わせてる小学校区が良いんだけど…
希望の土地があるかないかは、運に左右される部分もあるよ!
夢のマイホームをかなえるためには、まず土地がないといけません。
「貯金は無いけど家は建てた」という人はたくさんいますけど、「土地が無いのに家が建った」という方は見たことない…
この土地探しが家づくりにおいて最難関ポイントになってしまう人は非常に多いです。
特に難しくなりがちなのが、土地の希望の中に「学区」が含まれているケース。
今回はそのあたりを、現役の住宅営業である僕がお伝えしていきます。
知らない方も多いですが、ハウスメーカーの営業は土地探しもしっかりお手伝いしますよ!
この記事は、学区が条件に入ると土地探しが難航する理由と、その回避法をまとめたものです。
これを読むことで、適切なタイミングで土地探しが始められたり、決断をする手助けになります。
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【家づくり】土地探しの条件に〇〇が入ると難航しがち【答えは学区】
土地探しをするときに、難航しがちな要因の1つが「学区縛り」です。
理由は、範囲が狭くなってしまうから。
例えば、「駅から徒歩10分」だと実は結構な範囲が該当することになる。
希望の駅に近い所が無かったらその隣の駅で…というケースもじゅうぶん考えられる。
「近くに病院や買い物できるスーパーなどがある」という条件もかなり広い範囲で探せるし、
「日当たり、風通しが良い」なんていうのももちろん広い。
でも、学区縛りはかなり制限される。
「この学区は良い土地が無いから、隣の学校でもいいか」
なんていう人はまずいないですし…
「出てくるまで、気長に待ちます!」
なんていう方もいるんですけど、
「そのエリア、10年くらいまともな土地出てきてないんだけど…」
という事があります。
10年あれば、今年小学校に上がるお子様が中学校を卒業してしまいます…
では、この学区縛りを回避する方法もご紹介していきます。
土地探しで学区縛りを乗り越える方法
土地探しで学区縛りを乗り越える方法は、土地探しを始めるタイミングによります。
一番スマートな回避方法は、学区が決まる前に土地を決めてしまう事。
お子様を転校させるのは非常にストレスがかかるので、入学前に決着をつけてしまうパターンです。
これが可能であれば一番良いと思います。
なので、将来お家を建てたい希望があって、お子様がまだ小さいという方は、なるべく早めに行動に移すことをオススメします。
問題は、すでに学校に通っていてエリアを変えられない場合。
この場合の乗り越え方は
- 3~6カ月程度の期間を決めて待ってみる
- メーカーを選ぶことをやめる
- 土地の持ち主に交渉してみる
- 建売、中古住宅、分譲マンションに狙いを切り替える
こんな感じです。
それでは深掘りしていきます。
3~6カ月程度の期間を決めて待ってみる
今ちょうど無いだけ、という事であれば待ってみるのも手です。
注意点は、待っている間もしっかり行動すること。
ヒマなときにネットの情報をのぞくだけ。
というやり方だと、ものすごく運がよくなければ見つかりません。
具体的にどんな行動をすればいいかというと
- 探している学区内にある不動産屋さん
- そのエリアで一番大きい不動産屋さん
- ハウスメーカー何社か
こんな感じで声をかけておく事がオススメです。
そして声をかけるコツとして、「見つかったらすぐ計画を進めます。」と伝えてください。
本気度の低そうな人には良い情報は渡さない。という業者さんは多いので。
銀行の事前審査なんかもこのタイミングでやっておいた方が良いです。
いざ土地が見つかったら、そこから先はスピード勝負になるケースも考えられます。
事前審査については住宅ローンの事前審査は早めが鉄則【申し込み方法も教えます】で詳しく書いています。
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住宅ローンの事前審査は早めが鉄則【申し込み方法も教えます】
経験上、ここまでやって半年見つからない場合は次の手を考えた方が良いかもしれません。
メーカーを選ぶことをやめる
人気のエリアであれば、ハウスメーカーや工務店が建築条件付きの土地を持っているかもしれません。
建築条件付きの土地を選ぶと、建てるメーカーも自動的に決まってしまうのがネックです。
ただ、学区優先で考えると選択せざるを得ない場合もあります。
お家の方は、注文住宅であればある程度ご希望に沿った建物にすることは可能です。
土地の持ち主に交渉してみる
売り地になっていなくても、空き地や空き家があったら持ち主に交渉してみるのも手です。
ちなみに土地の持ち主は法務局に行って手続きをすれば誰でも調べることが可能。
ただし、成功率は低いので「成功したらラッキー」くらいの感覚が良いと思います。
1つ重大な注意点は、売り主さんがせっかく覚悟を決めて「売る」決断をした後で「やっぱりやーめた!」というのはNG!
それは常識的にやめておきましょう。
自分で交渉するのはちょっと…という方は、不動産屋さんか僕たち住宅営業にご相談ください!
建売、中古住宅、分譲マンションに狙いを切り替える
ここまでやってダメな場合、「注文住宅を選択肢から外す」という決断をしなければならないかもしれません。
ただ、土地探しの初めの段階から不動産屋さんやハウスメーカーの営業マンとコミュニケーションがとれていれば、建売、中古住宅、分譲マンション狙いに切り替えた際も、良いアドバイスをもらえるケースが多いです。
なのでやっぱり、早めに行動に移していくのがオススメ。
実際に僕も狙いを切り替えたお客様に、知り合いのマンション仲介業者さんを紹介することもあります。
たまに業者さんから逆に紹介を頂いたりするので、WIN-WINです!
まとめ
今回は土地探しが難航する一例と、乗り越え方を書いてみました。
ピンポイントな条件や、競争率の高そうな条件があればあるほど土地探しは難しくなります。
でも最初から決めつけて行動を起こさないのは間違いなくダメです!
【2021年版】お家づくりを始めるときはこの3冊の本を読むべき。という記事もご興味があればどうぞ。
お家づくりを始める第一歩に最適です。
【2021年版】お家づくりを始めるときはこの3冊の本を読むべき。
なるべく早めに行動をして、少しでも希望に合った土地が手に入るように努力あるのみ。
良いお家づくりが出来るように祈っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
何かご不明点やご要望がございましたらコメントください。
よろしくお願いいたしますm(__)m