お家づくりって、そんなに何回も出来るものじゃないし、慎重に選ばないと。
「家は3回建てないと成功しない」って言葉があるくらいだし、しかも何千万円もする…
どうすれば後悔しないお家を建てられるのかな?
注文住宅って、本当にオーダーメイドで1から作っていくので、他のお店みたいに商品が並んでるわけじゃないんですよね。
なので、物凄く選びづらい。
で、情報収集をしょうと思ってググってみると、
やれ「資金計画を立てよう」とか…
やれ「土地探しのポイントは~~」とか…
やれ「失敗しないメーカー選びは」とか…
やれ「デザインのイメージは~、コンセプトは~」とか…
どこから手を付ければいいの?
ってなっちゃいます。
家づくりは「住んだ後が1番大事」です。
だから、ここはひとまず難しいことを考えずに、とにかくシンプルに住んだ後のお話をしませんか。
【理想のお家とは】住んでから後悔しないために住宅営業がアドバイス
何より重要なのが、どういう生活をしたいのか?ということです。
初めてお会いするお客様に「どういうお家がご希望ですか?」という質問をすると
「西海岸風で、家事動線が良くて、開放的なお家がいいです」
みたいに間取りやデザインのご要望をおっしゃって頂けることが多いです。
で、これはこれでOKです。
ただし、ここで考えてほしい「どういう生活をしたいのか?」というのは
- 何人くらいで住むかな?
- 一生そこに住むのかな?
- 将来的に親と同居する可能性はあるかな?
- ペットは飼うかな?
- 仏壇、神棚などは置くかな?
- 楽器は弾くかな?
などなど。
という感じで、「自分たちがどう使うのか?」ということです。
最近は雑誌やSNSから「他の人がどう使っているか?」という情報を得るのが楽になってきました。
なので他人の素敵な写真を見て「良いな!マネしたいな!」という気持ちは、僕もわかります。
でもあくまでこれから建てるお家に住むのはアナタですので、自分に一番合った注文をしないといけません。
いくら海外セレブが真っ赤なオープンカーに乗ってて「カッコいい!」と思っても、
「よし、このオープンカー買おう!」とはならないと思うんですよね。あれと一緒です。
オープンカー買おうとしてる人いたらゴメンナサイ…
それに加えて、お家は他のものより実際使う年数が長いので、
例えば20代でお家を建てるのであれば、
- 30歳になった時、子供はふえてるかな?
- 40歳になった時、どんな事を趣味にしようかな?
- 50歳になった時、大学に行って子供は一人暮らしをするのかな?
- 60歳になった時、子供は結婚するかな?
- 70歳になった時、足腰はまだ丈夫かな?
- 80歳になった時、もしかして免許返納してずっと家にいるのかな?
- もし私達がいなくなったら、この家と土地はどんな状態だろう。
ここまで考えるのは大変かもしれませんが、
何もここで考えた通りに生きていく必要もないです。
大事なのは、未来を想像する。ということです。
これをするかしないかで、これから考える間取り、デザイン、選ぶオプションなどの考え方が変わってくるはずです。
お家づくりをするときは、専用ノートを一冊作るのがオススメです。
ノートの使い方は自由なのですが、もし機会があれば「これはちゃんと記録していくべき」みたいな記事も書いていこうと思います。
で、ノートの一番最初のページに「どういう使いたいのか?」と「未来の想像」を書いて下さい。
なるべく細かくキレイに書くほうが良いです。
使いかけのノートではなく、新しいノートを使って書くと、あとで見返すときにすぐ開けます。
お家づくりは進めば進むほど、考える事が多くなってきて疲れてきちゃいます。
で、疲れてくるとどうしても目の前にあることしか見えなくなってきます。
そういう時は少し休憩して、ノートに書いた「どう使いたいのか?」「未来の想像」を読み返してみて下さい。
また新しいアイディアが浮かんで、ワクワクしてくると思いますよ。
-
【ノートの選び方】僕にはロルバーンが最適でした【効率アップ】
お金の話はどうしたら良いの?
もちろんお金に関する話は超重要です。
でも、超重要だからこそお家づくりを考え始めた初期は、まだその話をする段階ではないのです。
なぜなら注文住宅はアナタの注文を聞かないと、金額がわからないからです。
よく
あなたの会社でお家を建てたらいくらになるの?
と最初に聞く人がよくいる…よくいるというレベルじゃないくらい凄くよくいるのですが、
「わかりません!」
というのが答えです。
どうせ高いから言いたくないんでしょ。
と思われるかもしれませんが、
…ホントにそういうことじゃないんです。
注文住宅の金額は、注文いただかないと僕たちもわからないんです。
でも、いきなり注文しろって言われても、注文の仕方がわからないよ。
と思う方もいらっしゃると思うのですが、ご安心下さい。
「どう使いたいのか?」「未来の想像」のお話が、そのままご注文内容になります。
そこからお客様の想像をプランニングして必要な金額を算出するのが、僕たちの仕事です。
なので、お金の話はちゃんと「自分たちがどう使いたいのか?」
「どういう未来を想像しているのか?」を信頼できる担当さんに話して、
いくらになるか教えてもらってからで問題ないです。
例えば、アナタに必要なお家が、プランニングして見積もってみたところ3000万円だったとします。
ただアナタは今2500万円までしか用意できないとしましょう。
でも、来年になれば3000万円用意できる見込みがある。
その場合、その時点で選択肢が生まれます。
- 金が足りないことにショックを受けて考えるのをやめる
- 今用意できる2500万円以内に収まるようにプランを練り直す。
- 来年まで待って理想のお家を実現させる。
僕の考えだと、②と③は前進しているのでどちらも正解です。
①はあんまりオススメしません…
でも、どれを選ぶかはあなた次第。
こういう選択肢を出していって、その都度しっかり計算して、きちんと選んでいく。
これが資金計画だと僕は思います。
よく営業さんが使う
「お客様の年収からすると~~、返済負担率というものが~~、今低金利ですので~~、
固定金利が~~~、国からの税制優遇が~~~~、
だから今建てるのが資金計画をたてる上では1番良いです!」
といのは、あくまで資金計画のなかのごくごく一部のお話です。
とはいえ、「時は金なり」という言葉が合っているかどうかはわかりませんが、
時間が経つとお金的に不利になることもかなり多いので、聞いておいて損はないです。
その上で、きちんと選んでいって下さい。
なので、お金の話はひとまずお金の話は置いておいて、注文して金額がはっきりしてからでも全然遅くないです。
まずは未来の想像をしっかりしましょう!
まとめ
・「どう使いたいのか?」「未来の想像」をしっかりしましょう。
・ノートを一冊作ってみよう。
・それが出来たらプランと金額を出してもらいましょう。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
ご質問や、ご要望などあればコメント下さいませ。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m